カラーコラム

■「伝える」から「伝わる」へ

「何度も同じことを言っているのに、なんで分かってもらえないのかな・・・」
「そういえば、このパターン、また繰り返しているかも」

こういった疑問や悩みは、仕事の中でもよくあります。

なぜならば、同じ現実があったとしても、それぞれ体験している現実が、異なっているからなのです。

例えば、同じ現実を下図のような円錐とします。
視点
このように、同じ物体を見ていても、Aさん、Bさんそれぞれの立場からでは体験してることが、違っているのです。

そして、同じ現実(円錐という物体)は、無色透明なのですが、無意識に、自分の価値観(イメージ)を被せていることが多いのです。

それぞれの持つ価値観を色眼鏡に例えてみると、Aさんは、赤い色眼鏡をかけて見る傾向があり、Bさんは、青い色眼鏡をかけて見る傾向があるとします。

そうすると、Aさんには、円錐が赤い三角の形のように見えているので自分の体験していることをBさんに伝えます。しかし、Bさんの体験は違っているため、Aさんの伝えたいことが、なかなか伝わらないという結果になります。
視点
それでは、どのようにしたらいいのでしょうか?

「自己理解」をし、「他者理解」をするステップがあります。

円錐の例えの場合は、Aさんは、まず全体から自分の立ち位置、価値観を把握します。次に、Bさんの立ち位置、価値観を把握します。そして、両者のギャップを埋めていきます。

「色」を扱う場合の事例の1つには、カラーマップをなどを使って、色の全体像から自分の傾向、パターンを把握します。そして、伝えたい人たちにとっての最適な色を把握をします。商品を作る過程では、よくユーザー目線と言われるところです。カラーマップには、たくさんの種類がありますが、はじめての方には、PCCSトーン図が比較的分かりやすいと思います。

PCCS

何度も同じことを繰り返している、パターンを変えたいという場合は、今までに使ったことない「色」や「言葉」を試してみると、変化が生まれるかもしれません。
伝わっていないかも・・・と思ったときは、

「自己理解」→「他者理解」→「今までと違う方法を試してみる」

というステップを参考にしてみてください。